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Excel講座 ~上級編~ ピボットグラフを作成して、売上傾向を分析しよう(後編)
2013/01/15
今回は、前回作成したピボットデータを使用してピボットグラフを作成する方法をご紹介します。



1.ピボットグラフを作成する

【1】前編の手順で[1]ピボットテーブルを準備しておきます。



【2】[2]商品名のプルダウンをクリックし、商品名を指定します。今回はサイズ違いの牡蠣で仕入傾向を確認したいので、[3]L、LL、Mの3サイズを選択し、[4]「OK」をクリックします。



【3】指定した3サイズのカキ商品のみのデータへ表示が切り替わります。



【4】ピボットデータにカーソルをあわせ、右クリックします。[5]メニューが表示されるので、[6]「ピボットグラフ」をクリックします。



【5】[7]ピボットグラフの作成が完了しました。





2.作成したピボットグラフの表示を切替える

<取引先地域を絞りこんでグラフに反映させる場合>

【1】[1]取引先地域名を選択し直して、[2]「OK」をクリックします。



【2】[3]取引先地域が変更されました。



<グラフに反映させる商品を変更する場合>

【1】[2]商品先名を選択し直して、[2]「OK」をクリックします。



【2】[3]商品の指定が変更されました。





前回・今回と、二回に分けてご紹介してきたピボットデータへの変換方法と、ピボットグラフの作成方法を使用し、ぜひ今後の仕入の見直しにご活用ください。
Excel講座 ~上級編~ ピボットグラフを作成して、売上傾向を分析しよう(前編)
2012/12/11
過去2年間の仕入データを元に、ピボットデータ、ピボットグラフの作成方法を、二回にわけてご紹介します。
通常のグラフでの仕入分析と比較すると、より詳細な内容を確認できます。
前編の今回はまず、ピボットグラフを作成するうえでの準備である、ピボットテーブルの作成方法をご紹介します。




【1】事前に[1]2010・2011年度の年末年始の販売実績データを作成しておきます。



【2】[2]「データ」をクリックし、[3]「ピボットデータグラフとピボットグラフレポート」を選択します。



【3】ダイアログボックスが表示されるので、[4]「次へ」をクリックします。



【4】[5]範囲を指定し、[6]「次へ」をクリックします。



【5】ピボットデータの作成先を[7]「新規ワークシート」を選択し、[8]「レイアウト」をクリックします。



【6】レイアウトを構成するため、商品や販売月など[9]項目を配置していきます。
※レイアウトは分析したい内容によって変更してください。



【7】項目の移動が完了したら、[10]「OK」をクリックします。



【8】[11]「完了」をクリックします。



【9】[12]ピボットテーブルが作成完了しました。





次回は、今回作成したピボットテーブルを使用した、ピボットグラフの作成方法をご紹介します。売上実績の確認に、ぜひご活用ください。
Excel講座~中級編~ 過去の売上データを元に、年末の売上傾向を分析しよう
2012/11/13
繁忙期前の準備として、過去の売上データを元に、今後の販売予測を立てる方法をご紹介します。
2010年度、2011年度の12月23日~1月3日までの売上実績を売上推移がわかるグラフにし、2年間のデータを比較しましょう。




【1】予め、2010・2011年度の年末年始の売上実績データを抽出しておきます。グラフ化する[1]データ範囲を指定します。



【2】メニューバーの[2]「挿入」、[3]「グラフ」をクリックします。



【3】[4]グラフウィザードが表示されるので、グラフの種類を[5]「折れ線」を選択し、[6]「次へ」をクリックします。



【4】[7]データ範囲が間違っていないか再度確認し、問題なければ[8]「次へ」をクリックします。



【5】[9]「軸」タブの、[10]「X/項目軸」の「項目」にチェックをつけ、[11]「次へ」をクリックします。



【6】グラフの作成場所を確認し、[12]「完了」をクリックします。



【7】[13]折れ線グラフが表示されました。



【8】X軸のフォントサイズが大きいため、全ての日にちが表示されませんでした。ツールバーを使用して、フォントサイズの編集を行います。グラフツールバーの[14]「項目軸」を選択し、[15]「軸の書式設定」をクリックします。
※ツールバーの設定方法は、こちらからご確認ください。



【9】[16]軸の書式設定ダイアログボックスが表示されます。[17]サイズを「8」に設定し、[18]「OK」をクリックします。



【10】フォントサイズが編集され、全売上日が表示されました。





2010年度と2011年度を比較すると、2010年度は比較的平均的な売上を記録していました。その中でやや、年をまたいだと同時に2011年1月1日の「冷凍ボイルほたて」の売上が落ちていることがわかります。また、2011年度の売上は「冷凍ボイルずわい蟹」の売上が2011年12月28日を境目にかなり落ち込んでいます。「有頭ボイルえび」も「冷凍ボイルずわい蟹」同様に、一時的に落ち込みを見せたものの、12月31日に急激に伸びていることがわかりました。

今回ご紹介した方法を使用すると、年は違っても同日のタイミングで、どのように売上の変動が起きているかがすぐにわかります。次回は、さらに詳しく分析ができる、ピポットテーブルを使用した分析方法をご紹介します。ぜひご期待ください。
Excel講座~番外編~ ダウンロードした受注商品の商品コードを正式な桁数に修正しよう
2012/10/09
受発注システムを使用することで、日々蓄積されていく取引データ。
今回は、取引データダウンロード機能を使用した際に、お客様からよくいただくお問合せと、その解決方法をご紹介します。


≪お客様からのお問合せ≫
「8月の受注商品の商品データをダウンロードしたが、取引商品の商品コードが正式な桁数通りにダウンロードできない。せっかく抽出したデータを活用しようとしても、商品コードがきちんと表示されないので、上手く活用できないので、もったいない。」


ご紹介したお問合せは、マイページの「取引ダウンロード」から受注商品データをCSV形式のデータで抽出した際、商品コードが「0」からスタートするものは、CSVデータでは「0」が非表示になってしまい、正確な商品コードデータが抽出できないという内容です。今回は、抽出データの商品コードを正式な桁数で表示したデータへ変換できる方法をご紹介します。



実際に抽出データの変換をしてみよう

【1】抽出したCSVデータが表示をされます。元々、6桁の商品コードですが、「0」から始まるものは、「0」表示がなくなってしまいました。
※[1]A3セルに表示されている「長ネギ」の商品コードは、元々「0001235」というコードのものが、「1235」と表示されてしまいます。



【2】[2]「データ」の[3]「外部データの取り込み」、[4]「データの取り込み」をクリックします。



【3】[5]取り込むデータファイルを選択し、[6]「開く」をクリックします。



【4】[7]テキスト ファイル ウィザード のダイアログボックスが表示されます。元データのファイル形式を[8]「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」を選択し、[9]「次へ」をクリックします。



【5】「区切り文字」は[10]「カンマ」を選択し、[11]「次へ」をクリックします。



【6】列のデータ形式を[12]「文字列」を選択し、[13]「完了」をクリックします。



【7】CSVデータの取込みが完了しました。A3セルの「長ネギ」のコードが[14]「0001235」と正式なデータで表示されたExcelデータが完成しました。





抽出したデータにほんの少し手を加えるだけで、商品データの売上管理や、分析などにご使用いただけます。ぜひご活用ください!
Excel講座~基本編~グラフツールバーを使いこなそう! ≪後編≫
2012/09/11
前回、グラフツールバーの設定方法、グラフツールバーを使用したグラフ種類の変更方法ご紹介しましたが、
今回は、グラフツールバーを使用した、グラフエリアの書式設定、凡例の表示設定方法をお教えします。




1.グラフエリアの書式設定
グラフツールバーの「グラフエリアの書式設定」から、フォント、フォントサイズを変更する方法です。

【1】前回設定したグラフツールバーを使用します。[1]「グラフエリア」を選択し、[2]「書式設定」をクリックします。


【2】[3]「グラフエリアの書式設定ダイアログボックス」が表示されます。


【3】[4]変更したいフォント名とサイズ(フォント名:HG明朝E、サイズ:10)を選択し、[5]「OK」をクリックします。


【4】[6]書式設定の変更が完了しました。




2.凡例を非表示にする
グラフ作成時に表示している凡例を非表示にする方法です。

【1】[1]グラフエリアをクリックした後、[2]「凡例」をクリックします。


【2】凡例が非表示になります。

※再び「凡例」をクリックすると、再表示されます。



3.凡例の書式設定を変更する
凡例の書式設定の変更方法です。

【1】[1]「凡例」をクリックした後、[2]「書式設定」ボタンをクリックします。


【2】[3]「凡例の書式設定ダイアログボックス」が表示されます。


【3】フォントサイズの[4]「9」を選択し、[5]「OK」をクリックします。


【4】[6]凡例のフォントサイズの変更が完了しました。



グラフツールバーを使用すれば、ボタン一つで書式設定の変更を簡単に行うことができます。
今回ご紹介したグラフツールバーの編集方法を、ぜひご活用ください。
Excel講座~基本編~グラフツールバーを使いこなそう! ≪前編≫
2012/08/14
前回、標準ツールバー、書式設定ツールバーについてご紹介しましたが、
今回は報告資料・会議資料の作成時に大変便利な「グラフツールバー」についてご紹介します。

※グラフの作成方法は、以前掲載している「商品ごとに売上状況を確認できるグラフを作成しよう」をご確認ください。



1.グラフツールバーについて
各機能・ボタン名称は下記の通りです。



■グラフツールバーの表示方法について
グラフツールバーの表示設定方法をご紹介します。

【1】作成した[1]「2012年夏季新商品 売上実績」の中に作成したグラフを変更するために、グラフツールバーを表示させます。


【2】[2]表示、[3]ツールバー、[4]グラフをクリックします。


【3】[5]グラフツールバーが表示されます。




2.グラフツールバーを使用してグラフタイトルを修正する

1.で表示させたツールバーを使用して、グラフのタイトル、書式等の修正方法をご紹介します。

【1】[1]グラフツールバーの[2]グラフタイトルを選択します。


【2】[3]修正するためグラフタイトルをクリックし、正しいタイトルへ入力し直します。


【3】新しいグラフタイトル[4]「2012年夏季新商品 7月発注数」へ、変更が完了しました。




3.グラフの種類を変更する

円グラフから、他の種類へ変更するための操作方法です。

【1】[1]グラフエリアをクリックします。


【2】[2]グラフツールバーの[3]グラフ種類をクリックします。


【3】現在、円グラフで表示されているものを、レーダーチャートへ変更するため、[4]「レーダーチャート」をクリックします。


【4】[5]レーダーチャートグラフへ変更され、表示されます。


≪レーダーチャートグラフ以外のその他のグラフ種類もご紹介します。≫
データ内容・用途に併せてご使用ください。




今回は、前編として、グラフツールバーの表示方法、グラフタイトルの編集方法、グラフの種類の変更方法をご紹介しました。数値をグラフへと図形化することで、より伝わりやすい資料を作成することができるようになります。ぜひ、今後の業務でもご活用ください。また、次回はグラフエリアの書式設定や凡例の表示設定方法についてご紹介します。
Excel講座 ~基本編~ Excel操作がぐんと簡単になる!ツールバー設定をしよう
2012/07/10
普段Excel操作が苦手な方でも、ボタンをクリックするだけで簡単に操作できるボタンがExcelには存在します。
さらに、その頻繁に使用する操作ボタンを一つのバーにまとめて、操作時に表示させておくこともできるのです。
今回は、そんな操作ボタンをまとめたツールバーの設定方法と各種機能をご紹介します。



1.ツールバーについて

よく使う操作をワンクリックで実行できるボタンを並べたものが、ツールバーです。ファイルの上書き保存や、印刷など、標準的な操作をまとめたものが「標準ツールバー」、書式設定に関連するボタンは「書式設定ツールバー」、図形描画に関連するボタンは「図形描画」ツールバー、というように、関連するボタンが一つのバーに集められます。

今回は、「標準ツールバー」と、「書式設定ツールバー」についてご紹介します。また、各ツールバーの機能ボタンと共に、各操作のショートカットキーもご紹介します。


■標準ツールバー
Bookの新規作成、上書き保存、グラフウィザードなどのボタンが表示される、Excelで行うメイン操作に関わる操作ボタンが表示されるツールバーです。



■書式設定ツールバー
セル、フォントなどの書式について、さまざま設定ができるツールバーです。





2.各種ツールバーの表示方法について

先にご紹介しました、「標準ツールバー」、「書式設定ツールバー」を含め、各種ツールバーの表示設定方法をご紹介します。

【1】[1]メニューバーの[2]表示をクリックします。



【2】[3]ツールバー、[4]標準をクリックします。



【3】[5]標準ツールバーが表示されました。



【4】続いて「書式設定ツールバー」も、「標準ツールバー」同様に表示させる場合、メニューバーの[6]表示、[7]ツールバー、[8]書式設定をクリックします。



【5】[9]書式設定ツールバーも表示されました。





3.ツールバーを非表示にする方法について

また、間違って表示させてしまったツールバーを非表示にする方法もご紹介します。

【1】間違って表示させてしまった[1]「グラフツールバー」を非表示にします。



【2】[2]表示、[3]ツールバー、[4]グラフをクリックします。



【3】[5]「グラフツールバー」が非表示になりました。





Excelによるデータ集計・資料作成作業をされる方は、ツールバーを表示させて作業することで、格段に作業時間短縮につながります。今後の業務効率化に向けて、ぜひご活用ください!
Excel講座 ~中級編~ 発注数を元に人気商品を分析しよう!
2012/06/12
今回は、商品別売上データを元に、販売比率・売上金額等の複数の条件を満たす
人気商品を確認できる、IF・AND関数をご紹介します。
さらに発注数の少ない販促や商品内容の見直しが必要な商品も
明確化できるOR関数の使用方法も併せてご紹介します。

売上データにはお客様のニーズのヒントが溢れています。人気を集める商品の特徴(規格・シリーズ等)を分析して、今後の商品開発や販売見直しにご活用ください!



1.売上データを元に、一定条件を満たす人気商品を確認しよう

■IF関数
【機能】条件に応じて処理を切り替えます。論理式に指定した条件が成り立つ時は「真の場合」、成り立たない時は「偽の場合」を選びます。

■AND関数
【機能】全ての条件を満たします。「論理式1」「論理式2」・・・に指定した条件をすべて満たす場合は「成立」、それ以外は「成立しない」と判定します。

【1】予め[1]「インフォ商事株式会社 4~5月売上データ」を作成しておきます。



【2】売上条件を設定する[2]K4セルをクリックし、[3]数式バーに計算式を入力していきます。例えば4月の発注数が260件以上、かつ5月の発注数が300件以上で「売上達成」になる場合、[3]数式バーには次のような計算式を入力します。



【3】Enterキーをクリックすると、[5]K4セルに計算式が反映されます。



【4】「水産加工品の各シリーズ」の「売上達成」の項目にも計算式を反映させるために、[6]K4セル以降の[7]K10セルまでドラッグします。



【5】[8]K4~K10まで計算式が反映されます。



【6】「ダシ・調味料商品」の各シリーズの[9]「売上達成」欄にも同様に、[10]数式バーに[11]計算式を入力し、先ほどと同様にドラッグし、[12]K17まで反映させます。



【7】[13]K12~K17まで計算式が反映されます。





2.オーダー数を元にレシピ改変検討メニューを確認しよう

4月・5月の発注数を元に、販促内容の見直しが必要商品の備考欄には、「販促見直し」と表示させ、売上好調な商品の備考欄には「売れ筋商品」と表示させる計算式を入力していきます。また、販促見直しとなる基準は、水産加工品が【4月発注数:250件以下】かつ【5月オーダー数:300件以下】の商品に、ダシ・調味料商品は【4月発注数:360件以下】かつ【5月発注数:380件以下】として、この条件を満たす商品とします。

■OR関数
【機能】条件をどれか一つでも満たせば「成立」と判定されます。

【1】冷凍和風ハンバーグの備考欄[1]K12セルをクリックし、[2]数式バーに[3]計算式を入力していきます。



【2】Enterキーをクリックし、[4]L4セルに計算式が反映されてから、[5]L10セルまでドラッグします。



【3】[6]L4からL10まで、計算式が反映されます。



【4】[7]L12をクリックし、[8]数式バーに[9]計算式を入力し、Enterキーをクリックすると計算式が反映されます。



【5】[10]L12をクリックし、[11]L17までドラッグします。



【6】[12]L12~L17まで計算式が反映されます。





今回は商品ごとの発注数から、販促見直し商品、売れ筋商品を明確にできる計算式をご紹介しました。また、今回のように発注数からではなく、「インフォ商事株式会社売上データ」の中の、売上比率を元にして、人気商品を割り出すのも良いかもしれません。さまざまな角度から売上分析を行ってみてはいかがでしょうか?
Excel講座 ~番外編~ 各支店ごとの商品別売上金額を1枚のシートに集約する
2012/05/08
今回は、メーカー・卸企業に勤務される方におすすめの、各商品の支店ごとの売上金額を
一つのシートに集約できるINDIRECT関数をご紹介します。この関数を使用すれば、会議での
資料作成や商品ごとに売上金額を比較分析する際に大変便利です。ぜひ、今後の業務にご活用ください!



1.各商品の売上合計を集計するシートを作成する

■集計シートを挿入し、売上合計の表示欄を作成する。
【1】予め、各商品ごとに別シートで売上リスト[1]「インフォ商事株式会社2012年4月売上表」を作成しておきます。このリストを作成する際、[2]各シートには商品名を記載します。



【2】新規シートを挿入する場合、挿入したい位置のシートの見出しを右クリックし、[3]ショートカットメニューが表示されるので、[4]挿入を選択します。



【3】[5]挿入のダイアログボックスが表示されます。[6]ワークシートを選択し[7]「OK」をクリックします。



【4】[8]新規シートが挿入されます。



【5】新規シートの見出しで右クリックし、[9]「名前の変更」を選択します。



【6】新シート名を[10]「集計」に変更します。



【7】新規シートに、[11]商品別の売上金額表を作成し、[12]A1セルに表の名前「商品別4月売上」を入力します。





2.売上金額表に関数を入力し、各商品の合計金額を表示させる

■INDIRECT関数とは・・・

【読み方】
インダイレクト
【機能】
文字列として入力したセル番地や範囲名を、計算式で参照できる形に変換します。参照先を文字列で間接的に指定し、切り替え可能にします。

■INDIRECT関数を実際に使用する

【1】関数を入力する[1]B4セルをクリックし、[2]数式バーに計算式を入力していきます。



【2】Enterキーをクリックすると、[3]B4セルに商品別売上金額が表示されます。[4]B4セルをクリック後、[5]E4セルまでドラッグすると、各商品の売上金額が表示されます。





今回ご紹介した売上表では、一ヶ月の各商品の売上金額を表示させる内容になっていますが、支店の項目を、販売先に変更しし、どういった業態の企業様から人気の商品か売上分析等にもご利用いただけるかと思います。項目変更をすることで、様々な目的に合わせ売上金額を抽出することが可能となります。ぜひお試しください。
Excel講座~番外編~ 取引先データの住所から、都道府県名だけ取り出す
2012/04/10
4月に新年度を迎え、社名変更・住所変更をされた取引先も多かったのではないでしょうか。
変更が多いこの時期に、取引先データの修正・見直しを実施する企業様もいらっしゃるかと思います。
今回は、こういった取引先データ修正に役立つ、「MID」、「IF」、「SUBSTITUTE」の3つの関数をご紹介します!



1.住所データを、都道府県別に抽出できるように修正する

顧客データの管理で、最も重要となってくるのは、データの正確性と、今後条件設定をして抽出する際に、抽出しやすいデータで保存しておくということです。とくに、取引先の住所を都道府県から市町村まで、全て一つのセルに入力してしまうと、後でエリア別にデータ抽出をかけたい時には、大変不便になってしまうことが度々あります。この問題を解消できるのが、MID関数とIF関数を使用した計算式です。

■MID関数
【機能】指定した「文字列」の「開始位置」から、「文字数」分の文字を取り出します。

■IF関数
【機能】「論理式」に指定した条件が成り立つ時は「真の場合」、成り立たない時は「偽の場合」を選択します。

■実際にMID関数・IF関数を使用する
【1】予め、[1]「インフォ商事株式会社 販売先一覧」を作成しておきます。


【2】例えばD列とE列の間に都道府県名を挿入したい場合、[2]E列全体をクリックし、範囲指定します。


【3】マウスを右クリックすると、[3]メニューが表示されます。表示されたメニューの中から、[4]挿入をクリックします。


【4】[5]新しい列が挿入されます。


【5】都道府県データを表示させる項目名のセル[6]E3に「都道府県」と入力します。


【6】[7]E4セルをクリックし、[8]数式バーに[9]計算式を入力していきます。


【7】Enterキーをクリックすると[10]E4セルに結果が表示されます。


【8】[11]E4セルをクリック後、[12]E10セルまでドラッグし、指定した範囲に計算式を反映させます。




2.都道府県以降の住所を、別のセルに表示させる

先ほどの1.では、都道府県名だけ取り出し別セルに表示させましたが、都道府県名以外の住所を取り出しましょう。

■SUBSTITUTE関数
【機能】「文字列内」で「検索文字列」を探し、「置換文字列」に置き換えます。該当文字が複数ある時、何番目の文字を置き換えるかを「置換対象」で指定します。

■実際にSUBSTITUTE関数を使用する
【1】例えば、E列とF列の間に都道府県名以降の住所を表示させたい場合、[1]F列を範囲指定します。


【2】マウスを右クリックすると、[2]メニューが表示されます。[3]挿入をクリックします。


【3】[4]新しい列が挿入されました。


【4】新しい列に都道府県以降の住所を表示させるため、項目名を表示させる[5]F3セルに「住所」を入力します。


【5】都道府県名以降の住所を表示させる[6]F4セルをクリックし、[7]数式バーに[8]計算式を入力します。


【6】Enterキーをクリックすると[9]F4セルに都道府県以降の住所が表示されます。


【7】[10]F4セルをクリックし、データを反映させたい[11]F10セルまでドラッグし、[12]指定した範囲まで計算式を反映させます。




今回ご紹介した関数を使用し、エリアごとに内容を変えて販促を行っていく際などに、必要なエリアのデータだけ抽出することが可能となります。ぜひ、今後の業務でもご活用ください!
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